

ホログラフィートークワークショップのお知らせ
現在予定されているホログラフィートークワークショップのお知らせです
関東圏のホログラフィートークベーシックのセミナーは、わたくしと、加藤嘉明講師とが担当いたします。
次回、都内で開かれるベーシックセミナーは令和8年3月29日(日)水道橋(東京都)の全水道会館で開催します。なお九州の福岡県博多で令和8年1月10日(土)に、宮城県仙台で令和8年4月26日(日)に開催されます。博多でのベーシックセミナーは、嶺先生が久しぶりに講師をされます。嶺先生のベーシックワークショップを受けたい方はチャンスですので、是非ご参加ください。10日~12日まで、三日間で、アドバンスコースを含め、HTセッションの核となる技法について、考案者の嶺先生から直接学べる機会です。また仙台でのワークショップは初の試みになります。仙台から都内のワークショップに来られる参加者も何人かいらっしゃいました。岩手や福島からも、仙台ですとアクセスしやすいのではと思います。東北地方にも、トラウマ心理治療の一つの完成形でもあるホログラフィートークが広まっていく事を期待します。仙台のベーシック講師は私、岩月が務めます。GWの時期に、加藤先生と、嶺先生によるアドバンスコース(『心理的逆転』と『複雑性PTSD』)のWSも開催予定です。
関東圏以外のセミナーの日程は、ホログラフィートークの公式ホームページからも確認できますので、そちらもご参照ください。
初めて参加される方はベーシックから受けてください。
ベーシックを受けた後は、アドバンスコースの【心理的逆転】【複雑性PTSD】を続けて受けられることをお勧めします。
【心理的逆転】(*)では治療効果が乏しく回復が妨げられている難しいクライエントとのセッションをどう進めるか。キネシオロジーの方法を使った診断方法と、そのホログラフィートークでの解消方法について学びます。
【複雑性PTSD】では対人不信・感情調節の困難さ・自尊感情の低下といったDSO症状を抱え、過去へと遡ることへ強い恐怖を抱いている難しいクライエントのセッションをどう進めるか。臨床催眠の技法を使った安定化の方法を学びます。
どちらの方法もベーシックの技法と組み合わせて多くのクライエントに使うことができますので、時間とれる方は、続けて学ばれることをお勧めします。
【アディクションからの回復】【喪失と悲嘆を癒す】【子供の回復を援助する】では、それぞれ薬物依存症ほか依存症のクライエントとのセッション、悲嘆が長期化しているクライエント(自覚している場合、自覚していない場合あり)とのセッション、子供とのセッション(親とのセッションを含む)について学んでいきます。
(*)心理的逆転 アメリカの心理学博士ロジャー・キャラハンが見出した概念。『自分は幸せにならない』『惨めになるほうが良い』と、無意識に確信している状態です。この状態があると、治療へ強い抵抗を無意識にしていくため治療の妨げとなっていきます。こうすれば幸せになると頭で理解しても、反対のことを無意識に選択して回復の道には進めなくなります。こういった状態を心理的逆転とよんでいます。キャラハン博士はこういった心理状態を、TFTという体のツボをタッピングすることで解消していく方法を系統だてて作ったかたですが、精神科臨床で扱われるケースでは、TFTを行っても改善は一時的で、すぐに元に戻ってしまうより複雑化した病理があります。ホログラフィートークは、こういった難しい状態に対しても、比較的少ないセッション回数(一回で解消されることも多々あります)で、逆転を解消することができる、とても重要な技法です。


