top of page
IMG_1893.jpeg

こんにちは

​ 茨城県日立市にあるメンタルクリニックで院長をしています。精神科医の岩月肇と申します。

 

 トラウマ焦点化心理治療(*)のひとつである【ホログラフィートーク】のベーシックトレーナーとなりました。

 

 トラウマ臨床に​関わる多くの方々に、この技法について知っていただきたいとの思いと、トラウマによってひきおこされる様々なメンタルの不調や病気で悩んでこられた方、またそういった方のご家族やご友人の方々にも、広く、トラウマがどのように、わたしたちの心を傷つけ、メンタルな障害の原因となるのか、そして、どのようにしたら回復できるのか、そのことについて知っていただきたいとの思いで、セラピールーム・ゴーシュを作りました。

 

 わたしのトラウマ治療の経験は、まだまだ始まったばかりの段階ですが、一緒に学び、育っていく事ができたらと思っています。

​(*)トラウマ焦点化心理治療 つよい心の傷が影響しておこる、様々な心と体の反応に対して、おこなう心理治療(お薬を使わないアプローチ)。

  • Facebook のアイコン
  • Instagram のアイコン

ホームページの名前の由来

自己紹介

 じぶんのことについて、簡単にお話しします。実家は横浜。両親は学習塾を経営していました。

 

 地元の高校を卒業後、慶應義塾大学医学部に進学。もともと脳科学が好きだったこともあり、なんとなく卒後は脳の研究ができるような仕事がしたいと思っていましたが、大学6年の時の精神科の実習で、精神科病院の中で妄想に苦しんでいる統合失調症(*1)の患者さんとの面接で『この方の話は誰も信じてくれないだろうけど、この人の苦しみは分かるなぁ、何とかできないものだろうか』と、そんな思いから精神神経科へと卒後は進みました。

 20代から40代は、主に統合失調症の急性期からリハビリテーション、また慢性期の入院患者さんの治療やケア。また認知症高齢者の診断と治療・ケアで、多くのことを学びました。

 40代後半からは、入院治療から、外来治療にたずさわる時間が増えていきました。外来で沢山の、悩みで苦しんでいる方々、うつ病や、不安障害と診断がされているものの、原因は様々で、多くの場合薬の効果は一面的で、また『治った』となっていても、薬をもらいに長期に通院を続けている方々に接するにつけ、薬の治療による限界を感じ、もっと本当に『治っていく』ための治療について考えるようになっていきました。

 2016年に典型的なPTSD(*2)の患者さんと出会ったことから、トラウマ焦点化心理治療について学び、そして、そういった治療によって、本当の意味で『治る』患者さんを多く診ることになっていきました。

 

 まるで、外科医が、病気の部分を取り除くかのように、トラウマ焦点化心理治療によって完治していくのです。これは、治療しているじぶんにとっても大きな発見であり、またよろこびでもありました。その後、いくつかの心理治療を学びながら今に至っています。

略歴:神奈川県横浜市出身。横浜翠嵐高校卒後、慶應義塾大学医学部。

 1988年卒後は同大学精神神経科医局に。川崎市立リハビリテーション医療センター、山角病院医長(山梨県甲府市)、中山病院診療部長(千葉県市川市)、東口メンタルクリニック(長野県長野市)新宿南クリニック(東京都)を経て、2021年から現職。

 

こころのクリニック日立 院長(茨城県日立市)

​主に使う心理治療:森田療法 、認知行動療法、マインドフルネス ■トラウマ焦点化心理治療として 持続エクスポージャー法(PE)、認知処理療法(CPT)、PGDT(Prolonged Grief Disorder Therapy)、EMDR、ブレインスポッティング、EMI(Eye Movement Integration)、自我状態療法、ホログラフィートーク、ソマティックエクスペリエシング(SE)

趣味:バイク乗りです。大型免許を取得して、甲府の職場に当時住んでいた八王子から片道100キロのバイク通勤をしていました。

 

​ また料理が好きで、インド料理は二年間習いに通っていました。

 今でも50品目くらいのカレー料理作れます。

*1 統合失調症 かつて精神分裂病と呼ばれていましたが2002年からこの名前に変わりました。

 周囲で起きていることが強い意味(大抵は自分のことを悪く言っている、秘密をしられ馬鹿にされている等といった、つよく対人不信をつよめていくような感覚)を帯びて感じられ、誰も信じてもらえないような事を信じていたり(妄想)、そこにはない感覚(悪口が聞こえている等の幻聴体験)に圧倒され、自分の考えが抜き取られたり、他者の考えがはいりこまれたりという自分自身が考え行動していることの感覚が混乱(自我障害)していく病気。

 

現在は抗精神病薬というタイプの治療薬で回復することが多いので、入院なしで回復する人も多くいます。

*2 PTSD 戦争体験で強い心の傷をおった兵士や、レイプ被害にあった方々のこころの状態が、同じような反応をしていることから、1980年にアメリカの精神神経科学会(APA)で、名付けられた病名。

 

 強い心の傷(トラウマ)によって、おこる代表的な心身の反応です。

 

 日本では、阪神淡路大震災と地下鉄サリン事件がおきた1995年に、PTSDという言葉がマスコミで多くの人に知られるようになり、その年以降、日本に海外から沢山のトラウマ焦点化心理治療が入ってきました。

連絡先

​月・木曜日、日曜・祝日以外は、【こころのクリニック日立】で仕事をしています。当ホームページに関連したお問い合わせ、ご連絡はメールにてお願いいたします。

​お問い合わせメールアドレス:

hajime.iwatsuki@gorschthetherapist.com

こころのクリニック日立:

https://www.uchidaiin-takahagi.jp/hitachi/

bottom of page